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「活発性®」資質の特徴といかし方【ストレングスファインダー®】

影響力グループに分類される「活発性®(Activator)」を上位資質に持つ人は、「行動こそに意味がある」と考えます。じっとしていることが苦手で、アイデアが浮かんだらすぐに行動に移し、経験から学習する傾向があるようです。ここでは「活発性®」についてより理解を深めるために、特徴やキーワード、他の資質との比較などを見ていきましょう!
「活発性」を上位資質に持つ人の特徴
「活発性」を上位資質に持つ人の特徴をみていきましょう。
周囲を巻き込みながら即行動
行動を最も重視する活発性は、物事を始めることを好み、アイデアを思いついたらすぐに行動に移します。また、自分が行動するだけでなく、周りの人を巻き込みながらチャレンジします。そのため、停滞しているプロジェクトの状況を打破し、チームを動かすエンジンになることができます。
経験から学んでいく
活発性は、頭の中で考えるのではなく、行動の先にある経験から学びを得ることにこそ価値があると考えます。行動の際にはリスクや失敗を恐れることはなく、失敗も大事な経験の一つとして捉え、さらに次の行動へとつなげていくことができます。
「活発性」を上位資質に持つ人が好むこと・嫌うこと
行動を起こさずにはいられない「活発性」を上位資質に持つ人が好むこと・嫌うことについても確認しましょう。
好むこと
「活発性」を上位資質に持つ場合、自分で意思決定ができ、その決定にもとづいて自由に行動に移せる環境を好みます。それは、行動にこそ多くの学びがあることを知っていて、思いついたアイデアをすぐに形にせずにはいられないからです。
嫌うこと
一方で「活発性」を持つ人は、何もせず時間を無駄にすることを嫌う傾向があります。人一倍、行動することを重視する資質のため、じっとしていることが苦手で、失敗してでも行動することを望むようです。
「活発性」を表すキーワード」
「活発性」を持つ人は、こんなキーワードが当てはまるかもしれません。
- まずはやってみる
- せっかち
- 行動力がある、行動派
- エネルギッシュ
- じっとしていられない
- 猪突猛進
- 待つのが苦手
- 経験から学習
他の資質との比較
「活発性」の資質と対比されやすい資質として「慎重さ」「内省」があります。どんな違いがあるのか、見ていきましょう。
活発性 | すぐに行動したい |
慎重さ | 万全な準備をしてから始めたい |
活発性 | すぐに始めたい(行動) |
内省 | じっくり考えたい(思考) |
「活発性」の理解を深めるための問い
- 「活発性」は、あなたにとってどのような資質ですか?
- あなたの他に、「活発性」を資質のTOP5に持つ人を知っていますか?
- 「活発性」によって、これまでどのような行動や結果が生まれていますか?
「活発性」の障壁や弱みとなり得る側面
資質は状況や相手、ボリュームの度合いによって、ときに「弱み」として働いてしまうことがあります。ここでは「活発性」の障壁(才能が過小評価されたり、欠点として誤解されたりすること)と弱みになり得る側面を紹介します。
後先を考えずに行動してしまう
「活発性」は思い立ったらすぐに行動する、猪突猛進な一面があるため、場合によってはもう少し考えてから行動した方が良かったとなる場合があります。
理由を説明しない
周囲の人を巻き込む力がある「活発性」は、きちんと理由を説明せず、自分のスピード感で周りを振り回してしまうことがあります。これは相手が急かされているような印象を受けるので、なぜ始めるのか、事前に目的や理由をしっかり説明し、周囲の人のペースも考慮しながら物事を進めていきましょう。
相手を萎縮させる可能性がある
押しの強さとストレートな物言いで、相手によっては萎縮させてしまうかもしれません。活発性の強みを発揮するためにも、相手とはしっかりと信頼関係を築くことが大切です。
「活発性」が下位資質にある場合の行動のアイデア
34個ある資質の中で、表に出てくることが少ない下位資質。今回は「活発性」が下位資質にある場合、どういった行動をとるとよいか紹介します。
物事の始め方を考える
まず、物事をどのように始めればよいかを考えるとよいでしょう。たとえ「活発性」の資質が発揮されていなくても、物事を始める力や自発性などを持っていないわけではありません。こういった場合、実際に行動に移す前にじっくり考えたいという場合があります。
他の上位資質で補う
次に、自分の持っている上位資質でカバーする方法です。例えば、「責任感」「信念」「包含」などの資質は、「活発性」と同じような影響を与える可能性があります。このように、意識しても現れない下位資質より、自分の強みとなる上位資質を活かすことで補うことができるかもしれません。
得意な人に頼る
最後に、チームやプロジェクトなどの場面では、自分だけで解決するのではなく、「活発性」の資質を上位に持つ人に頼る方法があります。お互いに苦手なところは補い合い、強みを発揮しあえる関係性をつくれるとよいですね。
まとめ
いかがでしたか?「活発性」の捉え方やいかし方は人それぞれ。上位資質の組み合わせによっても異なります。ご自身の「活発性」はどんな場面で発揮できそうか、あるいは別の資質で補っていけるとよいのか、考えるヒントにしてみてください!
その他の資質とグループ
「活発性」以外の資質や、4つのグループについて理解を深めたい方は、以下の表からチェックできます。